私たちpHydrogen(ファイドロジェン)が作りたい未来や向き合う課題をお伝えし、将来の仲間に出会えたらと考え、このページを作成しています。化石燃料に依存しない持続可能な社会の実現に向けて、新たなインフラとして期待される水素と、それを取り巻く市場や技術について知っていただけましたら幸いです。


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創業者メッセージ

代表取締役CEO 飛田貴大
2019年に株式会社Nateeに創業メンバーとして参画し、事業開発および法人営業として戦略立案から実行まで一貫して推進。創業4年で従業員数50名超への急成長を牽引した。グローバルで戦うためにテクノロジーの専門性を身に付けるべく、2023年に東京大学高鍋研究室の修士課程へ入学。水電解システムの研究に従事。2025年にpHydrogenを設立。

代表取締役CEO 飛田貴大 2019年に株式会社Nateeに創業メンバーとして参画し、事業開発および法人営業として戦略立案から実行まで一貫して推進。創業4年で従業員数50名超への急成長を牽引した。グローバルで戦うためにテクノロジーの専門性を身に付けるべく、2023年に東京大学高鍋研究室の修士課程へ入学。水電解システムの研究に従事。2025年にpHydrogenを設立。

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現在、私たちの生活・経済・社会を支えてきたエネルギー源は、化石資源から再生可能エネルギーへと移行する転換期にあります。GX(グリーントランスフォーメーション)を達成するうえで、水素は不可欠なエネルギーキャリアであり、その低コスト化は喫緊の課題です。私たちは、革新的な技術によってグリーン水素のコスト競争力を飛躍的に高め、次世代のエネルギーサプライチェーンを構築します。グローバルなエネルギー市場に挑み、変化と革新を楽しみながら、ともに未来を切り拓いていける仲間を募集しています。

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取締役CTO 髙鍋和広
2006年に東京工業大学大学院にて博士課程を修了後、同年米国カリフォルニア大学バークレー校博士研究員、2008年東京大学特任助教に着任。2010年にサウジアラビアKAUSTへ渡り、革新的な水電解システムの研究に取り組む。2018年に東京大学工学系研究科化学システム工学専攻教授に就任し、2023年よりGteX(革新的GX技術創出事業) 水素領域 水電解チームのチームリーダーを務める。2024年に日本化学会学術賞を受賞。

取締役CTO 髙鍋和広 2006年に東京工業大学大学院にて博士課程を修了後、同年米国カリフォルニア大学バークレー校博士研究員、2008年東京大学特任助教に着任。2010年にサウジアラビアKAUSTへ渡り、革新的な水電解システムの研究に取り組む。2018年に東京大学工学系研究科化学システム工学専攻教授に就任し、2023年よりGteX(革新的GX技術創出事業) 水素領域 水電解チームのチームリーダーを務める。2024年に日本化学会学術賞を受賞。

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我々は「水電解」という分野において、従来の学術的枠組みを問い直し、抜本的な変革を目指して研究に取り組んできました。根本的なGXを成し遂げるためには、水電解システムの在り方そのものを見直し、時代や世界情勢に対応しながら進化させていく必要があります。特にMWからGW級の再生可能エネルギー変換に対応するには、単なる技術のスケールアップではなく、基礎科学と工学に根ざした持続可能な設計が不可欠です。私たちは課題の発見とその解決を積み重ねることにより、学術の枠を越えた水電解システムの革新を目指しています。

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pHydrogenの存在意義

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pHydrogenは水素社会の実現とGXの達成を目指し設立されました。これまで私たちの生活は化石資源に支えられてきましたが、再生可能エネルギーへの転換が進行しています。再生可能エネルギー由来のグリーン水素は、化石資源を代替するうえで重要な役割が期待されており、「**安定かつ大量な供給体制」「水素産業の構築」**が必要です。私たちはその実現のために、従来の枠組みを超えた新たなグリーン水素の製造システムの開発に取り組んでいます。サイエンスに根ざした本質的な技術革新を通じて、持続可能なエネルギー社会の構築に貢献します。

*GX(グリーントランスフォーメーション) 脱炭素化・経済成長・エネルギー安定供給を同時に実現するため社会構造を抜本的に転換していくこと。

**グリーン水素 再生可能エネルギー(再エネ)を用いて製造される水素であり、二酸化炭素排出量が極めて少ない。

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pHydrogenの存在意義を果たすために ● アカデミア発として、常にクリエイティブに新規性・革新性を探求します ● スタートアップらしく、スピード感を持って課題発見/解決を繰り返します ● 長期的な貢献のために、サプライチェーン全体に資する課題に取り組みます

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私たちが向き合う水素市場の現在について

グリーン水素製造装置の市場規模

エネルギーキャリアである水素は、再エネの調整力、クリーンな燃料・化学原料としての活用が期待されています。2050年には年間5億トンの水素が流通し、その流通額は年間150兆円に到達する見込みで、原油と同等のマーケットが新たに誕生します。このような大規模需要を満たすために、グリーン水素を製造する水電解システムにも約120兆円の投資が予想されています。この領域はGXの潮流において、最も巨大でインパクトのある分野の一つです。

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グリーン水素の課題

グリーン水素が化石資源を代替するには、低コスト化と大量供給体制の確立が欠かせません。水素の製造コストを80%下げることが必要となっており、特にその主要な構成要素であるシステム価格と電気代の劇的な削減が求められています。さらに大量供給のためには再生可能エネルギー・触媒材料を含む金属資源・そして水資源の確保が原理上欠かせません。低コスト化と大量供給体制の確立に向けて、あらゆる事業や技術の開発が世界的に進行しています。

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製造技術と中性海水電解システム

グリーン水素の製造方法である水電解は「電解質」によって分類されます。電解質が反応環境・メカニズムを支配し、使用可能な材料や性能を決定づけるためです。我々は従来手法とは異なる中性近傍領域の電解質を開拓しました。安価な金属材料が使用可能となり、装置価格の削減を達成しています。さらに塩素イオン環境下でも金属腐食を生じない機構を発見しました。淡水不足に直面する乾燥帯に貢献することで安価な再エネへのアクセスが見込まれています。

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製品と事業

“鉄”と”海水”で水素を作る、中性海水電解システム

我々の水電解装置は主に鉄(ステンレス鋼)から構成され、かつ海水に耐性を持っており、この海水電解装置の大型化とシステム化に取り組んでいます。高速スケールアップをモットーに、まずはkWスケールにおけるコスト・性能の実証を進行中です。同時に今後のMW、GWスケールに向けた更なる大型化とモジュール化を念頭に、事業者との連携やパートナーシップを進行しています。先人たちの知見を借りると同時に、既存の発想に囚われない大胆な試行錯誤をエンジョイしています。

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想定するアプリケーション・応えたい期待

私たちは「海水から安く水素を作る」新しい領域の開拓を目指しています。まず熱源や化学原料としての水素需要が集まる沿岸地域で、海水電解システムを分散的に設置し水素需要に応えていきます。また再エネ適地である一方、淡水不足に直面している中東やインド地域において、大規模な水素製造と地域課題解決の両立に取り組んでいます。さらに開発が進む洋上風力発電との接続により、再生可能エネルギーの利用拡大にも貢献していきます。

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採用について

私たちはグローバルで巨大なエネルギー市場に対して、革新性を探求し続けながら、チャレンジを楽しんでいける仲間を募集しています。

と一緒にチャレンジできることを楽しみにしています。

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採用活動で私たちが大切にしていること

<aside> <img src="/icons/code_blue.svg" alt="/icons/code_blue.svg" width="40px" /> 面談/面接は「お互いのフィット」を判断する時間です 採用活動はお互いに相性を見極めるプロセスと捉えています。企業も選ばれる立場です。何か形式張ったものではなく、できる限りのコミュニケーションを取る場として、お互いで作っていければと考えています。

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<aside> <img src="/icons/code_blue.svg" alt="/icons/code_blue.svg" width="40px" /> 採用ではなく「仲間さがし」 便宜上「採用活動」という言葉を使いますが、私たちは長期的な視野で事業を推進していきます。今ではない未来に雇用関係になったり、もしくは何かの形で提携をしたり様々なご縁の形を想定しています。だからこそ、あらゆる形での「仲間」を私達は探しています。

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メディア / プレスリリース

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